第3回やまと療育教育推進プロジェクトを開催しました

本日、10:00よりポラリスにて『第3回やまと療育教育推進プロジェクト -多様性を認める子育て-』を開催しました。

ご参加いただいたみなさまありがとうございました。


椅子に円座で座り、 自己紹介の後、 『大和市の療育、教育、福祉、医療について。安心して子育てするために、切れ目のない支援体制について話し合おう』というテーマで話合いをしました。


今回は、プロジェクトメンバーで市議会議員の町田 れいじさんが、大和市の行政を担う一人として参加者のみなさんの疑問・質問に対し、回答をくださいました。

(・主な意見やご質問 ●町田議員の回答)


・診断を受けないと援助を得づらいのか。診断がなくてもの支援を受けられるようにして欲しい


・地域の中で育てたいけど、 地域や学区に特別支援学校がない

●神奈川県の支援学校は県費で建てているが、県の財政上かなり難しい。後は、高校の統廃合を利用して作るという手もあるが、それでもかなり時間はかかるだろう。


・子育てが大変なので、受給者証がもっと欲しいがなかなかもらえない

●大和市は、利用回数に上限を決めているわけではなく、言えば増やしてもらえる。ただし、市としては一応利用回数についてはその子に適した数を提案している。また、事業所の定員にも限度があり、回数が増えても受け入れ先があるかは別問題。


・支援級に通うお子さんで、交流は給食だけしている。交流が途切れがち。みんなに障害のある子どもについて知ってもらいたい。そのことが大人になって偏見や差別をなくすことに繋がる


・保育園で、先生方が気になるお子さんの特性や支援について学ぶ機会について


・保育園の先生方、学校の先生方の労働環境、労働時間の問題について


・お子さんの対応についての先生への伝え方


・水曜日の学校の先生方の研修とは何か

●教科教育になった道徳科、プログラミングなどのIT教育などについての研修など。


・支援級の先生方の知識・対応の個人差について


・検診で市から子どもの発達が気になると言われた場合はすぐに療育に繋がるのに、発達障害以外の障害でフォローがある場合、親から発達が気になると言ってもなかなか療育に繋がりにくい


・初めて支援級を担任する先生は、支援級のことを知ってから支援級に来て欲しい


・中学校の支援級は特に、学校ごとの教育の差が大きい


・支援級でも担任の先生たちが、子どもの連絡ノートを読んだり、情報共有して欲しい


・市に作業療法士、理学療法士、適切な診断のできる医師がいないが、専門職的な視点で子どもを見られる人が必要


・アンダンテ(大和市特別支援教育センター)は発達障害や不登校の子ども向けの施設となっているが、その他の障害のある子どもについての相談もできる療育センターとして機能して欲しい。

・児童相談所に相談するのは敷居が高いが、特性のある子どもを育てるのは大変なので、気軽に相談できる場として療育センターがあるといい。

●今は、すくすく子育て課が最初の相談窓口の役割をしているが、市内に療育センターは必要だと思う。動いていきたい。


・アンダンテはすでに、受け入れのできる発達障害のお子さんの定数を超えている

そもそも、管理職を含む全ての教職員向けに発達障害の特性や対応についての研修を行い、物理的な教室環境や教職員の子ども理解を進めていかないと、いくら受け入れがあっても足りない


・児童相談所に療育手帳をもらいに行くのに、藤沢まで行く必要があり不便。

施設内は冷暖房が聞いておらず、気温により発達検査を受けられる状態(体調)ではないこともある

●児童相談所は県の施設であるため、市で対応して行くことは難しい。


・小学校、中学校ともに、お子さんを理解して対応してくれるとても良い学校もある。そのやり方を学校間で共有すればお金もかからず、市内の支援級で子どもたちに合った良いやり方を広めていけるのでは


・放課後等児童デイサービスは様々なところがある。子どもにとっての目的を持って見学に行き、子どもに合うところを選ぶことが大切


主に、このような意見が出ました。


大和市で子育てをしていて感じること、思うことを率直にお話していただきありがとうございました。


会の後に、みなさんのお話が聞けて良かったというご感想を町田議員からいただきました。


いただいたご意見やわたしの市への提案を町田議員とまとめ、大和市で実現できそうなものから順に、大和市へ伝えていこうと思います。


長い道のりになるかと思いますが、プロジェクトに参加してくださる皆さんと、共に一つ一つ変えていけたらと考えています。


以下、SNSへの掲載許可をいただいた今日のご感想です。 


市議会議員の町田先生とお会いできてとても詳しく教育支援のことを聞け、出来る事、出来ない支援が分かりました。他の方達も思っている事に共感できることがありました。大和市の(支援)教育をもっと良くしてほしいです。


前回は参加できませんでしたが、今回は参加して政策にくわしい先生も出席して頂けて、話できた事も、うちわばなしでおわらないで大和市の現状等はっきり答えてくれたので良かったです。


参加者のみなさんと情報共有しながら進んで行ったので、とても為になりました。

大和市の現状や他校の状況もたくさん聞けたので本当に参加できて良かったです。

今年はコミコミ(学校開放)期間に、他校の支援級を見に行ってみたくなりました。

みなさんの知識の多さにもびっくりしました!!


参加した方々の経験談や療育に対する考えを聞けて、自分の視野もとても広がった。


”切れ目のない支援”とは、子どもの教育、子育てに関わる大人全てが、様々な特性をもった子どもについて知ることから始まるのだ、と実感した。


本日、4ヶ月の赤ちゃんと一緒に参加してくださったお家の方もいました。


講座中ずっとよく寝ていて、講座後の寝起きの可愛い笑顔に癒されました。 


 今回も、当日の朝に連絡、参加してくださった方がいらっしゃいました。 ホームページを見ていただいて空きがあれば、当日の参加も受け付けています。 


 次回は9月の開催を予定しています。


お時間は10:00-12:00、場所はポラリスです。 


 第4回の日程、テーマについては、後ほど改めてホームページでお知らせします。


 お申し込みは、LINE@もしくはメールにてお願いします。   

 LINE@ @izh8557r 

 mail yamato.ryoukyou.s.project@gmail.com 


 ※お子さんが同席される場合は、お子さんの年齢や月齢をお知らせください。    

やまとにじいろキッズプロジェクト(旧やまと療育教育推進プロジェクト)

◯気軽に子育てや仕事の悩みを話せる・相談できる ◯仲間ができる ◯教育の理論などをもとに子育てや支援について共に学び合える ◯ホッとしてパワーチャージでき、帰る頃に笑顔になれる そんな 大和市のおうちのかたや支援者の方に向けた居場所です

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